2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の読了本

「輝く断片」 シオドア・スタージョン 前半と後半で収録作品の様相が相当変わっているように思えた。 前半はどちらかというとお笑い系の話で、後半はどんよりと曇った犯罪の話。 そんなふうに感じた。 後半の物語の登場人物はこのひとにしか描けないであろう…

今日の読了本

「殺意の演奏」 大谷羊太郎 初期の江戸川乱歩賞受賞作。 初期だけあって狭義のミステリの定義にも当てはまっている作品だ。 長編デビュー作なのだが、今見たとしても古びていない意欲的な趣向を用いている。 「女か虎か」といったリドルストーリー的な趣向。…

今日の読了本

「最後の願い」 光原百合 「ガラスの仮面」に欠けているものを補完する(と思われる)作品。 絵で表現していては表現できないモノを、これは表現できているように思われる。 とはいえ演劇論の本ではない。 歴としたミステリである。 ミステリとしても上々の…

今日の読了本

「愚か者死すべし」 原籙 十年ぶりの沢崎シリーズ。とはいえ、私が読むのは五年ぶりくらい。 一作目を読んだのが高三の頃なので。 実にこの雰囲気は稀少です。なかなか巡り合う事はできない。 待たされた甲斐はあった感じ。 敢えて苦言を表すとすれば、今ま…

今日の読了本

「蟲と眼球とテディベア」 日日日

今日の読了本

「ゴーディーサンディー」 照下土竜 書きたいという強い意志は伝わってくる。 ただ、それに筆が伴っていないという事も強く伝わってくる。 なかなか伝えるべきものが伝わってこないのだ。ある意味ボーイミーツガールなのではあるのだ。 ただ、トンデモナイ形…

今日の読了本

「活字狂想曲」 倉坂鬼一郎

今日の読了本

「扉は閉ざされたまま」 石持浅海 「刑事コロンボ」のお家芸である犯人の側からの殺人事件の描写。 これを徹頭徹尾、一貫して行ったのがこの作品。 一歩間違えれば駄作に堕しかねないこの趣向、見事に成功したものと思います。 本当にたった一点からの正面突…

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「本格ミステリ05」 本格ミステリ作家クラブ・編 「消閑の挑戦者3 ロスト・エリュシオン」 岩井恭平

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「キーリ 死者たちは荒野に眠る」 壁井ユカコ

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「てるてるあした」 加納朋子 「誰のための綾織」 飛鳥部勝則

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「ムシウタbug 1st. 夢回す銀槍」 岩井恭平 「ムシウタbug 2nd. 夢囚われる戦姫」 岩井恭平

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「スチームタイガーの死走」 霞流一 「ラス・マンチャス通信」 平山瑞穂

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「どきどきフェノメノン」 森博嗣

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「稀覯人の不思議」 二階堂黎人 トリックとプロットの融合がうまくいっているか、と聞かれれば、あんまりうまくいっていないと答えたい。 趣味丸出しでそれがなんだか空回りしているように思われる。 確かに納得のいく結末にはなっているのだが、全体のバラ…

今日の読了本

「胡蝶の鏡」 篠田真由美 「マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ」 今野緒雪