今日の読了本

春待ちの姫君たち」 友桐夏

デビュー作で、かくもトンデモナイ物語を世に出してしまった、その後の第二長編であった。
果たしてどのような球を投げ込んでくるのか、注意して球筋を読みながら読んだ。
話の六割くらいは、一章の終了と共に大まかな想像は誰にでもつくことと思う。
だからといって、直球だと思っていた私が甘かった。
一作目ほどのどんでん返しの連続はないものの、いい意味で予想を裏切る結末でした。
実にトンデモナイ。この傾向*1の作品が続くならば、きっと私はこの作家の本を買い続けるでしょう。

*1:どんでん返しの驚きが途轍もない!