桜庭一樹 『少女七竈と七人の可愛そうな大人』

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

わからない。
主人公も影の主人公である主人公の母も、その父も。
自分が都会という名の蜘蛛の巣に囚われて生き続けているからかもしれない。
いちばんビショップという名の犬に感情移入していたかも。
戦前を彷彿とさせる装幀は、非常に好もしく思いました。