コニー・ウィリス 『わが愛しき娘たちよ』

わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)

わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)

アマゾンのマーケットプレイスでの値段を見て凍り付いた。
一番安くて4500円、一番多いのが6800円だなんて。
版元品切れ本は高くなる。ましてや翻訳物ならなおさらだ。
正直、なぜ復刊しないのか、理解に苦しむ。
『航路』がヒットしたときも、『犬は勘定に入れません』がヒットしたときも、
存分に復刊するチャンスだったと思うのに。
奇想コレクション」の『最後のウィネベーゴ(仮)』が刊行されるくらいの時期に、
ぜひとも復刊して頂きたいと思う、それくらい高品位の短編集でした。
それ以外は、新作が刊行される時期くらいしか復刊のチャンスがないように思う。
個人的なこの作品集のベストは、『花嫁の父』。


キリスト教、というより寧ろ聖書の習熟が、我々には必要かも知れない。