今日の読了本

大槻ケンヂ　『大槻ケンヂ短編集　ゴスロリ幻想劇場』

「ゴシック＆ロリータバイブル」という雑誌に連載されていたものと書き下ろしで構成されているのですが、
「ゴスロリなんて飾りなんです！えらい人にはそれが分からないのですよ！」
というか、あまり作中に登場するゴスロリという単語に意味を感じられないものの多い短編集になっている。
きっと「ゴスロリ」縛りがあったに違いない。
大槻ケンヂの小説、特に「くるぐる使い」などに連なるSFファンタジー系を好む方は、必読、かも。
ぶっ飛んだ奇想が非常におもしろい。
非常に短めの短編がそろっているので、気が向いたときに一つずつ読むという読み方が贅沢でよいかもしれない。