今日の読了本

スターシップ・オペレーターズ 3」 水野良

今年の頭にアニメ化された作品。
この著者の作品の傾向として、主人公及びその側のキャラクターが、滅多に死なない、ということが言えるだろう*1
例外的に「ロードス島伝説」ではやたらと死ぬことになるが、それは、「戦記」で定められた未来を忠実にトレースした結果である。
それに、「伝説」では、主人公さえも死ぬことになるが、転生してまためぐり逢うことが出来る、というエンディングで、ある種希望を抱かせるものとなっている。
重傷な銃創を負ったキャラクターが、生還してくるのだ。
しかもそのあたりの描写*2は、至って淡泊、というよりほとんどないと言ってもいい。
著者に何か考えるところがあったのだろうか。

*1:具体的に言うと、死んだのは「ロードス島戦記」のオルソンくらい?

*2:生還に至るまで