今日の読了本

「ブルー・ハイドレート 融合」 海原零

図らずも「スターシップ・オペレーターズ」と内容がかぶっているように思えた。*1
ひよっこ軍人が、大きな権力に対して、反旗を翻す。
政治的な内容になりがちですが、この作品においてはあまりそれを感じない。
なぜなら、舞台が「ここではないどこか」だから。
現実感という点ではかなり薄い。
潜水艦ものとしてみると、先行作と言える「沈黙の艦隊」に匹敵するものになるとは、とても思えない。
今のところライバル不在としか言いようがない。
現在のところ二巻目が刊行されているようなので、そちらに期待したい。

*1:海と宇宙という違いはありますが。