2005-09-24 今日の読了本 book 「ブルー・ハイドレート 融合」 海原零 図らずも「スターシップ・オペレーターズ」と内容がかぶっているように思えた。*1 ひよっこ軍人が、大きな権力に対して、反旗を翻す。 政治的な内容になりがちですが、この作品においてはあまりそれを感じない。 なぜなら、舞台が「ここではないどこか」だから。 現実感という点ではかなり薄い。 潜水艦ものとしてみると、先行作と言える「沈黙の艦隊」に匹敵するものになるとは、とても思えない。 今のところライバル不在としか言いようがない。 現在のところ二巻目が刊行されているようなので、そちらに期待したい。 *1:海と宇宙という違いはありますが。