今月の「短篇小説・推理」改め「推理・銀版」

今号から明確にどこの作家の作品であるかが書かれるように。
ということで、そのあたりを今回から強調して記述します。

「推理・銀版」1月号

巻頭特集 孔小米「有情皆惜 無香何慊――推理懸疑犯罪電影中蘿莉巡礼」

ミステリ及びサスペンス映画に登場するロリキャラ、について論じられている。
例示されているのは以下の9作品。
「告白」*1
容疑者Xの献身*2
「タクシー・ドライバー」*3
「悪い種子」*4
エスタ―」*5
アラバマ物語*6
ハード・キャンディー」*7
「レオン」*8
トゥルー・グリット*9

陳浩基(香港)*10「加拉星第九号事件」
蘇簌(中国)「雛菊花環」
一叶(中国)「死亡的秒針(下)」
秀霖(台湾)「第九種結局」
松本清張「訂地方報紙的女人」
松本清張「等待一年半」

それぞれ 松本清張「地方紙を買う女」と「一年半待て」の簡体中国語訳。

柳広司「代号D機関――JOKER GAME」

柳広司ジョーカー・ゲーム」(同題短編集所収)の簡体中国語訳。
のちに刊行される簡体中国語版『ジョーカー・ゲーム』からの先行掲載とおもわれる。

*1:2010年の松たか子主演の日本映画

*2:2008年の福山雅治主演の日本映画

*3:1976年のロバート・デ・ニーロ主演のアメリカ映画

*4:1956年のナンシー・ケリー主演のアメリカ映画

*5:2009年のヴェラ・ファーミガ主演のアメリカ映画

*6:1962年のグレゴリー・ペック主演のアメリカ映画

*7:2005年のパトリック・ウィルソン主演のアメリカ映画

*8:1994年のジャン・レノ主演のフランス映画

*9:2010年のジェフ・ブリッジス主演のアメリカ映画

*10:第二回島田荘司推理小説賞を『世界を売った男』で受賞