11月の読了本

14冊ということで、大体二日に一冊くらいは読めていたらしい。今月はもう少しペースを上げたいなあ。

11月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4015ページ

こめぐら (倉知淳作品集)こめぐら (倉知淳作品集)
お蔵出し、と言った感じの猫丸先輩の短編がよかった。『なぎなた』と比べるとドリフのコントっぽさのました作品が多かった印象。面白かったです。
読了日:11月29日 著者:倉知 淳
【はじめての女】隣人妻と女子大生 (フランス書院文庫)【はじめての女】隣人妻と女子大生 (フランス書院文庫)
最終ページの最後の二人の台詞のために書かれたのではないかと邪推したくなった。全般的に主人公が手慣れすぎてる気がします。
読了日:11月29日 著者:秋月耕太
なぎなた (倉知淳作品集)なぎなた (倉知淳作品集)
ねこちやん。「闇ニ笑フ」だけ何かで読んだ記憶。ほんわか、ほのぼのから椅子から転げ落ちるほどの驚愕の作品まで。幅広い雰囲気の作品があって楽しめたなあ。「幻の銃弾」は過去作の高さの足りない墜落死体を思い出した。
読了日:11月28日 著者:倉知 淳
蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)
面白かった。変人の主人公のぶっ飛びぶりとか、それを取り囲むひとは案外まともだったり、とか。表紙の通りの格好のいい話を期待して読むと、気持ちのいい背負い投げを浴びることに。まあ、そんな感じ。
読了日:11月24日 著者:橘 公司
アルバトロスは羽ばたかないアルバトロスは羽ばたかない
一作目で弱点とされていた部分を確実に潰して、型に出したのがこの作品、と言った感じ。更に新しい要素も取り入れて……!お腹いっぱいです。まだ見ぬ次回作もとんでもない作品になるのではないかと戦々恐々です。
読了日:11月24日 著者:七河 迦南
ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
ちっちゃな鎖の環を見つけては繋ぎを繰り返して紡ぎ出したは大きな円環、もはや練達の技と言っていいかと。堪能しました。
読了日:11月21日 著者:米澤 穂信
“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)
映画版の原作となっている物語。これ単体で評価するのは不可能であるし、単体を映画化した蛮勇を讃えようとはけして思えない。そもそも読者側が把握しておくべき登場人物の状況が山積みなのである。まとまり切れていない、とっ散らかっているなあ、という印象はオリジナルでも変わらず。フルーツバスケットの終盤のような、説教臭さを感じてしまい、個人的にはのれなかった。
読了日:11月19日 著者:野村 美月
隻眼の少女隻眼の少女
三つ子の首を殴り絞め斬り。人体をもののように扱うのが探偵小説ならば、論理(のようなもの)を玩ぶのも探偵小説で。更に読者であるわたしも手玉に取られました。この探偵小説で。よかったです。
読了日:11月18日 著者:麻耶 雄嵩
乙女の密告乙女の密告
読み終えてすぐの印象、「きもちわるい」であった。東と西/男と女、そのような辺りが、自分の理解を許容する範囲から少々ずれていたといいましょうか。それゆえに、自分には見えない色彩の混ざり合った絵が、結末で混ざり合ったがゆえに浮かび上がってきたように見えて、なんだか不思議な感興を抱いたのでした。
読了日:11月15日 著者:赤染 晶子
サクラダリセット3  MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)
うわあああああ。あわあわ。今までの作品で喉に引っかかっていたこと、ちょっとした読み逃しだったのかもしれない、と思った。此処にいたってようやく説明されたような気がしたので。まだ、問題は残っているけれども。すごいSFだった。「ハルヒ」のように続きが出せなくなるような状況に陥らないことを祈ります。心なしか、物語の進む先が、そちらに向かっているような気がしてしまって。
読了日:11月13日 著者:河野 裕
サクラダリセット2  WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)
繰り返し、に意味を持たせる、というのは、ゲームの世界で使い古されつつある手法、小説への移植、なかなか上手く行っていると思います。今作も。自分が気になっているのは、誰が覚えているのか、ということ。自分の整理がついていないだけか、それとも作中でも整理がついていないのか。何ともいえない。
読了日:11月12日 著者:河野 裕
七つの海を照らす星七つの海を照らす星
東京創元社連作短編集お家芸、ということで、最後にまとめてドカンとひっくり返されることは、大方想像は付いていたのだけれど、いい具合に背負い投げを浴びて。よかったです。なんだかあったかいものをもらえた気がして。次作はもっとすごいとのうわさを聞いているので、期待が高まります。
読了日:11月10日 著者:七河 迦南
オー!ファーザーオー!ファーザー
個性的な四人の父親を見て、「HAPPY LESSON」を思い出したのはわたしだけではないと信じたい。面白くはあったんだけれど、後半へのお膳立てをする部分が少々長く感じてしまった。たたみかける終盤の展開はすごく興奮したのだけれど……!
読了日:11月07日 著者:伊坂 幸太郎
新世界崩壊 (講談社ノベルス)新世界崩壊 (講談社ノベルス)
うすうす、そうじゃないかなあ、と思っていたところはあっても、当たっていたのはごくごく一部、気持ちよく背負い投げを喰わされました。気が早いとは思いますが、来年もまたよろしくお願いします!
読了日:11月01日 著者:倉阪 鬼一郎

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