荻原規子 『西の善き魔女1 旅立ちの巻』

新書版一巻・二巻の合本。
アニメ化されるというので、読んでみた。
同じ作者の『これは王国のかぎ』を、”青春アドベンチャー”で聴いたとき、
話のつくりが古い、『ドラえもん』の劇場版のあれ*1とネタがかぶってる、
などという否定的な印象しか抱いていなかったのです。(キャストはむちゃくちゃ豪華だなというふうには思っていました)
話のつくりが古いように感じるのは変わりませんでしたが、
わくわくするのでした。ドキドキするのでした。
私の中の純真なコドモゴコロが、激しくうごめくのでした。
古い酒袋に、新しい酒を入れるというのは、こういうことなのか、と思ったのです。

読了後、アニメ版のオフィシャルサイトを見ました。
キャラクター・デザインは心持ち違和感を覚えましたが*2
声に関しては、実に満足のいくメンバーが揃ったのではないかと、思いました。

*1:ドラビアンナイト

*2:特にルーン、もっと冴えないイメージ