今日の読了本

有栖川有栖 『謎は解ける方が魅力的』

エッセイ集。映画の話と、とりとめのない話と、タイガースの話。
タイガースの話は、日本シリーズの段に至り、「ああ、内弁慶シリーズ*1の年の話か」と一人合点した。
個人的には、小説よりもこういった雑文の集積のようなものの方が読みやすく感じてしまう。
文章が特に長いというわけでもないし。

タイガースの話を入れざるを得ないのは分かるのですが、それだとどうも看板に偽りありの印象を持たずにはいられないのです。
全部が全部ミステリ界隈の話でないのは問題ない。ただ、タイガースが主題になると、とんとミステリ界隈と話が交差しないように思われるのです。
ま、個人的な印象ですので。

*1:リーグ優勝したチームが、ホームゲームでしか勝利を得られなかった日本シリーズのことを、個人的に言い換えたもの