今日の読了本
「猫丸先輩の空論」 倉知淳
物語自体はしっかりしており、楽しめるのではあるが、解決が強引に展開されているように感じさせるうらみがあり、全くそうではないのではあるが、トリックと手がかりだけを引き抜いた物語のような印象を与える部分もあった。
「ふつうの学校 3 朝の読書はひかえめにの巻」 蘇部健一
「六とん2」と比べれば相当にマシだ。下らないなりに楽しむことができるから。
ただし、毎巻毎巻お約束のネタでしめているというのはどうだろうか。
「アルスラーン戦記11 魔軍襲来」 田中芳樹
十巻刊行から六年ぶりの刊行となる待望の十一巻。*1
本来ならばそれまでを読み返してから読むべきだったのだが、あまり旧作を読み返す時間がなかったため、「読本」のダイジェストを読んでお茶を濁して読み始めた。
正直言ってキャラクタたちを思い出すのにかなりの時間を要したのではあるが、やはりおもしろい。
どちらかと言えばオーソドックスな物語の展開といえるのだろうが、見せ方が上手い、としか言いようがない。
*1:九巻と十巻の間も七年離れていたりするのではあるが