今日の読了本

「夜光曲 薬師寺涼子の怪奇事件簿」 田中芳樹

シリーズものの悪いところが出てしまった様に思える。
マンネリ感である。
パターンがあまりに分かりやすい形で出過ぎてしまった所為と思われる。

「神狩り」 山田正紀

三十年近く前の作品。なのにあまり古びない。
携帯電話、ノートパソコン、ネットが出てこないと言う古さを感じる要素はあるものの。
ひとのこころは変わらない。
日本人であったからこそ書けた作品なのかもしれない。
怪力乱神を語るという暴挙を試みる。
それが暴挙になっていないという奇跡。