2005-03-08 今日の読了本 book 「インストール」 綿矢りさ デビュー作。「蹴りたい背中」と比べれば浅い。読みやすい。分かりやすい。 終わりはなんだか唐突な感じもしましたが、現実なんてこんなモノでしょう。 映画化もされましたが、CMですべてを語りきってしまっているように思います。 すなわちオチすらも。 「少年名探偵虹北恭助のハイスクールアドベンチャー」 はやみねかおる これ以上未来のことは書かれることはない、という意味での、最終巻。 真っ当な折り目正しい古き良きジュブナイルミステリ。 鬼面人を驚かすという仕掛けやらトリックはありませんが、地に足のついた物語は健在。 講談社ノベルスの中でももっとも低年齢向けでありながら、万人にお勧めできる希有な作品。