2005-02-16 今日の読了本 book 「『ギロチン城』殺人事件」 北山猛邦 『クロック城』からのファンだ。 あのフィニッシング・ストロークを忘れることができない。 それをもう一度、と求めて、作品を読み続けている。 『アリス・ミラー城』はその期待を裏切ることなく、十全に満たしたいい作品だった。 では今作はどうか? 正直言ってあまり良くない、と言う感じである。 メインの物理トリックは、図で見せられてもあまりピンと来るものではなかったので。 ただ、最後の驚き、と言う意味では『アリス・ミラー城』に遜色ないものであった。ロシアがらみの話が出てくるのは、「ミステリーズ・増刊」所収の短編関係?