今日の読了本

「『ギロチン城』殺人事件」 北山猛邦

『クロック城』からのファンだ。
あのフィニッシング・ストロークを忘れることができない。
それをもう一度、と求めて、作品を読み続けている。
『アリス・ミラー城』はその期待を裏切ることなく、十全に満たしたいい作品だった。
では今作はどうか?
正直言ってあまり良くない、と言う感じである。
メインの物理トリックは、図で見せられてもあまりピンと来るものではなかったので。
ただ、最後の驚き、と言う意味では『アリス・ミラー城』に遜色ないものであった。

ロシアがらみの話が出てくるのは、「ミステリーズ・増刊」所収の短編関係?