「デュラララ!!」

ネットの一部で話題になっている作家の本。
キャラクターのたくさん出てくる多視点の物語なのですが、その割に混乱することもなく読み進められるのはとても良い。
ただし。
どこかで見たような光景が多数現れてくる、というのは、少々いただけない。
各種アクション映画をリスペクトして書いた、という雰囲気がプンプンするのです。
全体としては、悪くはないので、そういった雰囲気を払拭できたならば、きっと化けるのではないかと。