8月の読書

読了は12冊。もう少し増やしてゆきたい。

8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3395ページ

カンピオーネ! 神はまつろわず (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 神はまつろわず (集英社スーパーダッシュ文庫)
根っこをたどる物語。女神転生シリーズの攻略本を隅から隅まで舐め尽くすように読むひとには不向きですが、浅く、軽くの人にはお勧め。愛宕神社を思い出した。あそこ、高いとこにあるしね。
読了日:08月31日 著者:丈月 城
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
トランス・バランス。絶妙な加減で絵空事を現実にしてしまうしくみ、作り出して。これこそゼロ年代を超えた先にある(かもしれない)セカイ系。感動した。
読了日:08月28日 著者:本田誠
逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
これ以上ないホラ話、バカ話。ほんの小さな(といっても作中人物にとって、ですが)出来事が、あれよあれよと大事に。これでこそこのシリーズ。残す巻もあと僅かですが、楽しんで読んでゆきたい。
読了日:08月25日 著者:茅田 砂胡
海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
スカーレット・ウィザード外伝」といった趣。熱量がすごい。
読了日:08月23日 著者:茅田 砂胡
五龍世界五龍世界
中国風の世界を舞台にした、道術使いの少女と耶蘇教めいた一神教の宣教師が出会う、そんなガールミーツボーイ。サドマゾ。終わってるようで終わってないよね、これ!続編を、待ちます。
読了日:08月17日 著者:壁井ユカコ
マドンナ・ヴェルデマドンナ・ヴェルデ
裏『ジーン・ワルツ』といった趣の本編。要するに、医師の側でなく、産む側のはなし。自分は、どちらかと言えば法律の側の人間なので、医師の側の論理、ナマモノとしての人間を扱う論理は、非常に興味深かった。一個人の意見であっても。
読了日:08月16日 著者:海堂 尊
“菜々子さん”の戯曲  Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)
くれぐれも続編は書いてくれるな。というか、書かせるな。短編、として、ここまでに至るまでの日常を、切り取って軽く見せる、それならいいけれど、ここより未来を見せつける、それはダメだ。賢くない。朱い海に面した砂浜で、首を絞められながら「きもちわるい」の声を聞くような、そんな居心地の悪さをかんじた。ラノベにミステリは存在しえない、その理由の一端を、感じた気もする。
読了日:08月16日 著者:高木 敦史
宝城瑠璃華は止まらない! (一迅社文庫)宝城瑠璃華は止まらない! (一迅社文庫)
最後まで止まらず読んでしまった。ほんと止まらないはなしだった。メイドさんの言葉遣いがちょっと定まってないような気もしたけど、きっと気のせいでしょう。
読了日:08月15日 著者:箕崎 准
幻獣坐 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)幻獣坐 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)
三雲さんの一般文芸レーベルから刊行された作品の中では、いちばんラノベっぽい、ボーイミーツガール。しかもダークヒーローもの。わくわく。箱庭のような世界が、炎の獣にどのように食いちぎられていくのか、興味津々見つめ続けていこうと思います。続編、ありますよね?
読了日:08月11日 著者:三雲 岳斗
外科医 須磨久善外科医 須磨久善
海堂さんの作品のコンセプトの根源を、ここに見つけた気がしました。『死因不明社会』、『イノセント・ゲリラの祝祭』、『極北クレイマー』あたりで露骨に見ることができる、これからのあるべき医療の姿。医療でなくても、自分の人生に照らし合わせて、斯くあるべき、と見つめ直すいい機会になったかも。
読了日:08月08日 著者:海堂 尊
レンタルマギカ  銀の騎士と魔法使い (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 銀の騎士と魔法使い (角川スニーカー文庫)
肝心要の巻をとばして読んでしまった……。ゆえに、一部のいきさつについては不明なままなれど。あいかわらずやなあ、の一言に尽きる。安心して、続きを期待できる、その一点については。
読了日:08月08日 著者:三田 誠
叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
凄かったことしか思い出せない、『火蛾』のような、なんかエスニックな雰囲気の作品集。世界中駆け回っているけれど、アジア分を、求めたくなった。なんかそこだけ手薄な印象なのだもの。旅行に行きたくなる物語たちでした。良かったところを書こうとするとネタバラシにしかなりそうにないので、こんな感じで。
読了日:08月05日 著者:梓崎 優

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