有栖川有栖 『正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集』

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

たぶん、現在一番エラリイ・クイーンが読まれているのは日本だと思う。
ニュージーランドでホームステイをした時その名を出しても、知らないみたいなそぶりをしていたから。
学校の図書館にミネット・ウォルターズは全巻揃っていたというのに。

日本の本格推理小説作家にとって、クイーンは確実に神格化された存在ということが窺える。
先日の法月綸太郎にしてもそう、有栖川有栖のこのエッセイ集でもことあるごとに言及されているし。

内容が雑然としているから、エッセイ集の感想というのは書きにくい。
なのでこんな風に搦め手でまとめてみました。纏まっていないという声は黙殺したいと思います。