米澤穂信 『ボトルネック』
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 単行本
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舞台設定とかそういった細かいところには目をつぶって。
自分としては、ハーレム型ギャルゲーへのアンチテーゼなのではないかと思った。
主人公、(一応)男。
周りを取り巻く人物、ことごとく女(ごく一部例外あり)。
主人公に男を選択した場合、行動はことごとく裏目に出て、
バッドエンドへの道をまっしぐら。
主人公に女を選択した場合、行動は裏目に出ることもなく、
バッドエンドを経たものから見れば、どう見ても幸せな結末。
はじめの分岐で、すべてが決まってしまうというわけではないが、
性別を選択した時点で、その後選べる選択肢も絞られてしまう。
その選択肢が、あまり好もしいものがない。
なんだかとりとめもない感じがしますが、そんな風な印象を抱いたのでした。