霞流一 『プラットホームに吠える』

プラットホームに吠える (カッパ・ノベルス)

プラットホームに吠える (カッパ・ノベルス)

戌年の私としては、狛犬ミステリよりも犬ミステリにしてくれた方がうれしかったかなぁなんて。
部分的に、法月綸太郎の某短編と、藤田和日郎の某短編に似ているなぁなんて思ったり。
本筋に関わるところではないのですが。
登場人物のハレチチ警部→ハレンチ警部→フレンチ警部のような、
田中啓文的な駄洒落に命を賭けた妄想をしてしまった。
探偵役は彼ではなくて、今までの作品を読んでいれば容易に察しがつくのですが。
登場人物が変人ばかりの本格ミステリですね。