今日の読了本

クドリャフカの順番 『十文字』事件」 米澤穂信

古典部シリーズの第三作。
今作は古典部四人それぞれの視点で物語は展開していく。
前作はドイル、今作はクリスティ。
クリスティといえば、の四作のチョイスが個人的にも因縁深い四作だったのが印象深い。
あることに気付いてしまえば探偵役よりも一足早く解決寸前のところまではたどり着けるのだが、そこから先、もう一歩飛び越えなければならないところへは少々特殊な知識(特殊とは言え知っている人にとっては全く特殊ではない)が必要なのが、気になった。