今日の読了本

「マグダミリア三つの星 I 暁の王の章」 高殿円

「マグダミリア三つの星 II 宰相の杖の章」 高殿円

一言で粗筋を解説すると、「王子と乞食」リニューアルヴァージョン。
とはいえ、様々な趣向が盛り込まれており、飽きさせることがない。
読了後、二巻の巻末の系図を見れば、ニヤリとすること間違いなし。
各所に張られた伏線も、効果的に機能しており、良い結果を生んでいる。
ないしょのつぼみ」を読んでいれば、男であっても色々なことに気づくことになると思われる。

彩雲国物語 はじまりの風は紅く」 雪乃紗衣

中華風異世界もの。
先達として「十二国記」があるわけですが、さすがにそれには劣るものの、また独特の世界を構築している。
このライトノベルがすごい!」で高評価だったのも頷ける出来でした。
見えなかったものが見えるようになるという感覚を、読了と共に味わいました。