老後

病み上がりの躯をおして、授業終了後、神保町へ。
25日付で発売することになっているモノが早売りしていないかな、という期待の下。
期待していた本は予想通り山積みになっていた。
ほくほく顔でレジへと向かう。
その本屋のレジ近くには、ノベルズの新刊が陳列されているので、購入前にそこもチェック。
そこには先客がいた。
服装こそまともなのだが、髪はぼさぼさ、掻きむしったらふけが出てきそうな雰囲気だ。
それに白髪交じりだった。だいたい50代くらいの女性と思われた。
立ち読みしている本はミステリかと思えばさにあらず。
(恐らく)ボーイズラブと呼ばれている類の本を、目をぎらぎらさせながら読んでいたのであった。
そのような年代の人も読むのか、と思ったのが一点(ある意味創始者栗本薫もそんな年だ)。
このような趣味を続けた大人はこんな姿になってしまうのかも、と思ったのが一点。
実にいい反面教師になった気がした。老後はこのような姿になってはいけない。
全く以てみっともないから。