本格ミステリ04 感想その一

「眼前の密室」実に手堅い感じがする。こういうのが初めて読んだミステリだとすると理想的かも。
「Y駅発深夜バス」島田荘司的奇想ミステリのような二部構成。第一部で奇怪な現象、第二部で論理的解決。誰でも知っているはずのことが鍵になっている点が、高評価。
「廃墟と青空」さりげない伏線が端々に張られている。実に、なるほどなっとく、といった一編。