「俯瞰風景」

空の境界」の第一短編。
読み返してみたのだが、執筆に至る経緯を知ってから読んだためか、「哲学者の密室」の影響を感じるようになった。
主人公の立ち位置が、件の「死の哲学」に乗っ取った形で配置されているようなのである。
ここの物語の鍵となるキャラクタも、もちろん生と死の狭間で、彷徨っている。
だからといって取り立てて何か言うこともないのですが。